本ときどき旅

元書店員によるうたプリ・アイナナ・あんスタを語りつつ、本の紹介や旅行記もあります

うたプリ 舞台『Pirates of the Frontier』@京都劇場を観に行ってきた!

みなさん、こんにちは。

 

先日、大盛況のうちに千秋楽を迎えた舞台

劇団シャイニング

『Pirates of the Frontier』

@京都劇場 を見てきました~!!

 

今回、初めての2.5次元

そもそも初めての舞台観劇でした!

 

うたプリが舞台化するのは

今回で5回目なんですが

なぜ今さら観に行ったかと言うと、

パイフロ好きだし

何より前回の劇団シャイニングシリーズ

好評だったので

これは見るしかない!

と舞台化発表とともにチケット取りました。

 

ただ役者さんは全くわからなかったので

ストーリーを楽しめたら良いかと

1番後ろのA席を取ったんです。

(京都劇場はB席まであったんですが)

 

まぁ、舞台見たあとは

がっつり後悔しましたよ…。

 

なんで前方の席を取らなかったんだ!私!

 

と後悔するぐらい

めちゃくちゃ楽しい舞台でした!

 

まずは現地の様子からレポしていきます!

 

☑️京都劇場の当日の様子

 

 

今回見に行ったのは

京都の初日の公演で19時からでした。

 

物販は15時30分から待機列の形成。

 

販売は16時からのスタートでした。

 

前述した通り、役者さんに興味なかったので

グッズはくまプリが買えればいいかと

17時ぐらいに物販会場へ。

 

この物販は当日のチケットもってる人しか

買えないので、

入る前にチケットの確認がありました。

 

物販は半分くらいは売り切れでしたね…。

 

くまプリとパンフレットは残ってたんで

買いましたが、

ライトは売り切れでした。

 

オリジナルグッズのチケットホルダーとかも

売り切れてました。

 

欲しいグッズがあるなら

間違いなく待機列に並ぶくらいの

時間に行ったほうが良いです。

 

劇場への入場は

公演開始の30分前からでした。

 

その前にロビーのお手洗いに行ったら

30分くらい並んだので、

入場後にお手洗いに行くのがベストです。

(ロビーはお手洗い2個しかなかったので)

 

座席はまさかの2階席!

2階があるとか知らなかった…。

 

ただ前から2列目だったので

舞台の全体はよく見えました。

 

通路側ではなかったですが、

ちょうど舞台の真ん中ぐらいでしたね。

なので、めちゃくちゃ見やすかったです!

 

ただやっぱり2階だし、

私視力が悪いので役者さんのお顔は

見えなかったです…。

 

悲しい…。

れんれん←イッキ船長役の小澤廉くん の

お顔しっかり見たかった~!!

 

舞台初めて見に行って驚いたのが

座席がとっても狭いことです。

 

座ったら前の座席との間に隙間ないので

足元に荷物とか置けません。

私はイスの下に置いてました。

 

隣の人ともそんなに空いてないので

上演中はあんまりモゾモゾできないです。

 

モゾモゾするなよ!って話なんですが、

なぜかすごくお尻が痛くなったんですよ!

 

座席が固かったんかな~?

 

上演時間は2時間15分だったので

そんなにお尻痛くなると思わなかったです。

 

舞台が始まる前にアンサンブルの方が

観客席まで来て注意事項を言いに来ます!

 

これすごく驚きました!

 

2階席にも来てくれたんですよ!

 

しかも通路側だったら

話しかけてくれたりするんですよ!

 

2.5次元の最大の魅力は

キャストさんと観客の距離が

めちゃくちゃ近いことですね…。

 

こりゃハマるわ!って感じでした。

 

☑️舞台パイフロのストーリー

 

 

*ここからは盛大にネタバレが含まれます

 

もともとのドラマCDは

お時間1時間あるかないかぐらいです。

 

舞台になるとお時間は

倍の2時間15分。

 

もちろんストーリーが

さらに深くまで掘り下げられます。

 

どんなストーリーだったか

簡単にご説明いたします!

 

ドラマCDでのヒロインの立ち位置に

放浪の海賊が入り、

まず最初にイッキ船長と出会います。

 

2人はすっかり意気投合し

放浪の海賊はイッキ船長の船に乗ることに。

 

舞台の前半のストーリーは

ドラマCDとほぼ同じで、

イッキ船長の父 赤い天使を探していると

白い悪魔カミュの噂を聞きます。

 

白い悪魔に話を聞きに行き

なんやかんやありますが、

死んだと思われた赤い天使は

生きているかもしれない!

 

目的が同じなら一緒に行動しようと

カミュもイッキ船長の仲間になります。

 

前半のストーリーを詳しく知りたい方は

ぜひドラマCDをお聞きください!

 

後半はオリジナルストーリーです。

 

イッキ船長と行動を共にするカミュの船に、

白い悪魔の旗を掲げた怪しげな船が

接近してきます。

 

この船に乗っていたのが

 

キャプテン・レッド

(声も喋り方も小日向さんにそっくり)

 

ミートマーケット・ジョー

(お肉屋さん二刀流 笑い上戸)

 

小日向さんキャプテン・レッドは

悪い海賊たちを狩るために

白い悪魔の旗を借りていたそうです。

 

世のため 人のためを語る

キャプテン・レッドが

自分が知っている赤い天使のイメージに

ぴったりだったので、

イッキはキャプテン・レッドを

赤い天使だと思い込んでしまいます。

 

しかもキャプテン・レッドも

自分が赤い天使だ!とか言っちゃうし。

 

イッキ船長が母の形見に持っていた

ロザリオのことも知っていたので、

赤い天使=父親=キャプテン・レッドだと

信じ込んでいるイッキ船長は

誘われるままにキャプテン・レッドの

船に乗ることになってしまいました。

 

めちゃくちゃ疑ってるマルロー

実際に赤い天使を知っているカミュ

止めようとしますが、

イッキは聞く耳持たず。

 

そんなマルローに対して

ミートマーケット・ジョーが

マルローの驚くべき過去を話します。

 

「マルローは昔仲間殺しをした」と。

 

マルローが昔のことを話してくれないのは

自分が信頼されてないから?

 

お父さんはどうして

お母さんと自分を置いて行ったのか?

愛されてなかったのか?

 

とイッキは疑心暗鬼に陥り

すっかり闇堕ちしてしまいます。

 

もちろんキャプテン・レッドは

赤い天使ではなくて、ただの悪い海賊。

 

しかも目的はカミュの身柄だったんです。

 

そのことに気づいたカミュ

自ら乗り込んでイッキを

連れ戻すことを決めます。

 

対してマルローは、

イッキに自分の過去を知られてしまい

嫌われてしまったのでは?

また居場所を失ってしまったと嘆きます。

 

この時のマルローは、

本当に捨てられた仔犬みたいです。

そしてイッキ船長が好きすぎ!笑

 

そんなマルローを見てカミュは、

自分の居場所は自分で守るものだ

まだ失くしていないのに

失くしてしまったと悲しんでも仕方ないと

告げて、キャプテン・レッドのところへ

向かって行きました。

 

キャプテン・レッドの船で

無事にカミュとイッキは再会しましたが、

マルローが迎えに来ないのは

やっぱり自分が信頼されてないからだ!

とイッキは帰ることを拒否。

 

キャプテン・レッドが

カミュを捕まえようとし、

カミュが魔法を使って戦うも

魔法は自分自身にもダメージがあり

ピンチに陥ります。

 

そんなカミュのピンチに駆けつけたのが

マルローとスミス

 

3人で一緒に力を合わせて戦います。

 

しかしキャプテン・レッド、

とても強く次々と仲間たちは

撃たれていきます。

 

そんな仲間たちを見て

自分の心に嘘をついていたと

イッキは認めます。

 

父であるキャプテン・レッドと

一緒にいれば

自分の孤独は埋まると思っていたけど、

それは嘘。

 

自分の心は仲間たちと一緒に

いたがっている。

 

自分の本当の気持ちに気付いたイッキも

キャプテン・レッドと戦います。

 

そんな中マルローは

因縁の相手、ジョーと戦います。

 

マルローが仲間殺しをしたというのは

実は嘘でした。

 

マルローとジョーは昔同じ船の

ナンバー2を争っていました。

 

マルローを目障りに思っていたジョーは

マルローを嵌めようと

船長の食事に毒を盛ります。

 

当然、コックであるマルローが疑われて

マルローの部下は

ジョーに殺されてしまいます。

 

そして仲間殺しの罪で

マルローは無人島に置き去りにされ、

そこでイッキと出会ったのです。

 

自分を罠に嵌め

なんの罪もない部下を殺した

ジョーだけは許さないと

マルローは心に決めていて、

ついにジョーに勝利します。

 

その頃、カミュとスミスは

キャプテン・レッドと戦いますが

キャプテン・レッドの銃に撃たれ

2人は倒れてしまいます。

 

イッキも戦いますが

大ピンチの時に助けに来たのが、

放浪の海賊です。

 

放浪の海賊の顔を

初めて見たカミュは驚きます。

 

放浪の海賊は赤い天使だと。

 

キャプテン・レッドと放浪の海賊は

因縁の仲だったこともあり、

キャプテン・レッドは

赤い天使になりすまして

イッキを人質に取り

赤い天使を倒そうとしていたのです。

 

しかし、キャプテン・レッドに

撃たれそうになったイッキをかばい

放浪の海賊は撃たれてしまいます。

 

マルローにイッキを頼み

カミュに立派になったと告げ

スミスにカミュを頼んだ放浪の海賊は、

イッキに愛してると告げて

キャプテン・レッドと共に

海に落ちていきました。

 

後日、海で1人放浪の海賊に

別れを告げていたイッキの元に

マルローとカミュ、スミスがやって来ます。

 

1人で抱え込むなと

イッキを励ますために。

 

本来の旅の目的である

赤い天使を探す旅は終わってしまいました。

 

目的がなくなってしまっても

まだみんなで旅を続けたいと

イッキは話します。

 

そして何かを決めるために

コイントスはもうしない。

 

これからは自分の心に正直に生きるからと。

 

 

舞台『Pirates of the Frontier』の

ストーリーはこれで終わりです

 

あの1時間弱のドラマCDが

よくここまで濃密なお話になった!

 

本当に良いストーリーで

観劇中もたくさんの方が涙してました。

 

☑️初めての2.5次元を観て

 

 

観に行って良かったです!!

 

そもそもうたプリの舞台化は当初から

賛否両論ありましたね~。

 

うたプリならではの舞台化

 

今はたくさんのコンテンツが

2.5次元化してますが、

私は間違いなく

うたプリは成功してると思います。

 

というのもうたプリ

そもそもうたプリの世界が

2.5次元化してるわけではなく、

もともとプリンスたちが

お仕事の一環で演じた役を

2.5次元化して、

実際に役者さんたちが

演じてくださってるんです。

 

だから役者さんたちも

プリンスたちと同じ役をやっているという

姿勢を貫いてくれていて、

プリンスたちの役をもとに

更にオリジナリティ溢れる役を

作ってくれてるわけです。

 

これはうたプリの舞台化ならではなので

個人的には評価できる

ポイントだと思います。

 

・ストーリーの濃厚さ

 

ストーリーの基盤はドラマCDですが

約2時間の舞台に向けて

さらにストーリーが骨太になってます。

 

ドラマCDでは語りきれなかった

キャラの深い部分が、

舞台ならではのオリジナルキャラが

絡むことによって

キャラ一人一人が

どんどん濃い存在になっていくなと

思いました。

 

しかも舞台は一回一回が全て生だから

その時にしか味わえない感動と

ストーリーがありますよね。

 

要するにアドリブが

楽しいということです。笑

 

・配役の絶妙さ

 

うたプリの舞台は役者さんが

かなりキャラに似てると思います。

 

私たちとプリンスは文字通り次元が違うので

決して同じ世界にはいません。

 

でももしプリンスたちが

私たちの次元にいたら、

こういう人だったんだろな~

と思うくらいキャラの再現率が高いです!

 

例えばマルロー役の

小波津亜廉さんだったら

ちょっと声が他の人より低めとか。

 

シーノ役の田川大樹さんだったら

那月と同じ身長の高さとか。

 

ちょっとしたことでも

プリンスたちに寄せようと

キャスティングしてくれる

公式さんたちの気持ちが、

私は嬉しかったです!

 

ちなみに私が1番再現率高いと思うのは

セシル・アイジマ役の横井翔二郎さん

 

この人はメイク取っても、衣装着てなくても

セシルにそっくりだと思います!

 

しかも私が舞台観劇した日に

パイフロ観に来てたとは…。

 

 

2次元の男性アイドルが好きだけど、

2.5次元の舞台は観に行ったことない!

って人はまだまだ多いと思います。

 

2.5次元なんだそれ?

ただのコスプレじゃん!

って思ってる人もたくさんいると思います。

 

だって私もそう思ってました。

 

でも実際に観に行ってみたら

価値観180度変わります!

 

何度でも観に行きたいと本気で思ったし、

れんれん←イッキ船長役の小澤廉くん が

私はめちゃくちゃ好きになりました!

 

もう!笑顔がかわいい!

 

しかも5月にはファンと行く

バスツアーもあるとか!

行きたすぎるやろ!笑

 

こんな風に価値観が変わるので、

少しでも興味がある人、

逆に全く興味がない人も

ぜひ行ってみてください!

 

今回の『Pirates of the Frontier』は

DVD&Blu-ray化が決まっており、

発売日は10月25日です。