本ときどき旅

元書店員による本の紹介をメインに雑記を諸々綴っていきます

大人の友情を美味しく考える


みなさんには親友っていますか?

 

 

こんにちは、焼き魚定食です。

突然の質問をぶっ込みましたが、

みなさんには親友っていますか?

 

私にはいます。1人。

小学生のころからの付き合いなので、

かれこれ15年くらいですか!

改めて考えると、長い付き合いだな…

 

さて、なぜこのようなお話をするかというと

先日読み終わった本、

柚木麻子さん著「あまからカルテット」

紹介するからなのです。

 

この「あまからカルテット」というお話。

主な登場人物は4人の女性です。

ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な主婦の由香子。

4人は性格も容姿もバラバラ、それでも中学生のころから月に一度ティーパーティーを催して集まるほどの大の仲良し。


この4人それぞれにスポットを当てたお話が収録されています。

物語が進んでいく中で、実際に現実にあり得る人生のターニングポイントが発生していきます。例えば、女性にとって結婚や出産は人生の大きな転機ですよね。同じように物語が進むにつれて、4人の中の誰かが結婚したかと思いきや、同時期に誰かが彼氏と別れることになったり・・・。もちろん恋愛だけではなく、お仕事における転換期でもあるのです。仕事が評価されて出世や憧れのお仕事に就くことになる。しかし、良いことばかりではありません。どんなに仲が良くても上手に人に頼ることができなかったり、逆に自分だけみんなと同じように輝いていないように感じてしまったり・・・。


あー!!女の人生はいくつになっても悩みが尽きませんね。


それでも4人は力を合わせてピンチや苦難を乗り越えていく、そういう物語なのです。

人生が変化の連続であるのと同じように、友情も形を変えていくもの。

いつまでも同じ形では友情だっていられないのです。このことは酒井さんによる解説で詳しく書かれているし、私自身も読んでみて「その通りだな~」と感じたので、ぜひ解説のほうも目を通してみてください。


さてこの「あまからカルテット」、まるで4人の友情しか見どころがないかのように書いてしまいましたが、それは違います!


最大の見どころはやっぱりものすごくおいしそうに描かれる食べ物たちでしょう。


それぞれのお話にはキーワードとなるお食事が登場します。このお食事たちが色々と問題を引き起こすのですが・・・。

私はこの小説を真夜中に読み進めていたのですが、後悔しましたよ。

だって出てくる食べ物がおいしそうなんだもん!!!

お腹が空きますので、読むときは何かつまみながら読むのをおすすめいたします。

 

大人になってからの友達との付き合いかた、

恋や仕事における人生の転機にいらっしゃるかた、

何よりおいしい食べ物が食べたいかたは、

ぜひ一度、柚木麻子さん著「あまからカルテット」を読んでみてください!!

 

おしまい 


あまからカルテット (文春文庫)

あまからカルテット (文春文庫)

  • 作者: 柚木麻子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/11/08