本ときどき旅

元書店員によるうたプリ・アイナナ・あんスタを語りつつ、本の紹介や旅行記もあります

『君に届け』最終巻、感想書いてみた!

みなさん、こんにちは。

 

2018年3月23日
少女マンガといえばこれ!
共に青春を過ごした人も多いはず!

 

君に届け最終巻が発売になりました!

 

実は私が少女マンガを読み始めたのは
青春を過ぎ去った20代半ばからで、
君に届け』のコミックを
リアルタイムで追い始めたのは
23巻からでした。(ほぼ終盤!笑)

 

名前や大まかなストーリーは
もちろん知っていました。

 

ただ少女マンガは気恥ずかしくて
なかなか読めなかったんですよね。

 

でも、たまたまブックオフ
となりの怪物くんを買ったことにより、
少女マンガにどハマりして
すぐに『君に届け』を全巻揃えました。

 

 

☑️『君に届け』ってどんな話?

 

 

ざっくり解説すると、
貞子と呼ばれ、周囲から浮いていた
女子高生 黒沼爽子
クラスの人気者 風早翔太と出会い、
お互い励まし合いながら
恋も友情もゲットしていくお話です。

 

爽子はゴミ拾いしながら登校したり、
逃げられてもクラスメートに毎日挨拶したり
とにかく良い子なんです。

 

ただ関わると呪われるみたいな噂が
先行していたから、
友だちができずに、
いつも周囲から浮いて、

1人だったんです。

 

そんなとき爽やかさ100%でできている
風早と高校で同じクラスになり、
昔から浮いてる子をほっとけないと
言われている風早が、
爽子を気にかけ、仲良くなっていきます。
(実は風早はほっとけないから爽子に構っていたわけではないのですが…)

 

クラスメートの
矢野あやねちゃん、
吉田千鶴ちゃん、
千鶴ちゃんの幼馴染の真田龍くん、
風早の中学からのお友達 くるみちゃん、
2年生から登場する ケントくん、
担任の ピン先生
など個性溢れる登場人物たちの
恋愛にも大注目のお話です!

 


☑️性格は環境が決める

 

 

いきなり難しい小見出しです。

 

というのも実は『君に届け』って、
単なる少女マンガじゃなくて
自己啓発系 少女マンガ

だったんです!!!


爽子って、周囲からはすごく
暗くて怖い人だと思われています。

 

でも私たちは主に爽子の目線で
物語を読み進めていくんですが…

 

全然暗くない!!!
むしろポジティブ!


そして怖くない!!!
むしろまじめ!

 

というのも、
小さい頃から貞子と呼ばれ
周囲から距離を置かれていたので、
爽子自身がその環境に慣れていたんです。

 

だからなかなか環境を変える気になれず、
これが当たり前だと思ってしまっていた。

 

ただ風早だけが爽子を先入観で見ていなかった。


だから爽子自身に興味を持って仲良くなっていくんですよね。

 

そしてそんな人気者の風早に憧れて
爽子も変わりたいと思うようになった。

 

爽子は本当に強い子だから
「なりたいっ!」って思ったら
実行していけるんですよね!

 

風早と恋人になって、
クラスに馴染むようになると
爽子はどんどん良い方向に変わった
と言われます。

 

でもこれって実は本来の爽子なんです。

周りの[こういう人]っていう決めつけで
爽子も小さくなり、
本来の自分を出しきれずにいた。

 

実はこれって風早にも言えることで、
周囲からの
爽やかな風早や
浮いてる子をほっとけない風早
っていうレッテルに風早も悩んでいきます。
(主に2回目のクリスマスで!)

 

大人になると

環境が自分に合ってないと思っても
変えるのってすごく難しいですよね。

 

例えば今の職場で
周りと合わせるためにキャラ作ってるとか。

 

そういうのって、
もうその環境から逃げちゃったほうが
早いと大人は知っているんです。

 

でも爽子たちはまだ高校生で
簡単に逃げられない。

 

だから友だちや恋人と支えあいながら
自分にとって過ごしやすい環境を
作っていった
というお話にもとれるんですよ!

 

まぁ人はこれを青春って言うんですけどね!

 

大人にはもうできないって思えば

過ぎ去った青春時代に惹かれる理由も
納得しちゃいますね〜。


☑️魅力的なサブキャラたち

 

 

君に届け』は
個性的なサブキャラたちも
魅力の1つですよね!

 

一緒に過ごす時間が増えるにつれて
どんどんサブキャラたちの関係性が
変わっていくのも見どころです。

 

個人的には矢野あやねちゃんが
すごく良い方向に変わったと思うし、
共感できます。

 

周りの爽子やちづを羨ましいと思い、
そうなりたいと思うけど
なかなか近づけない。

 

でも最終的にピンに恋して
結果を受け止めることができた。

 

今までの経験すべてがあやねちゃんの
力になっていたと確信できる展開でしたね。


あとはくるみちゃん!

 

彼女は本当に良いキャラしてる!

 

番外編ではくるみちゃんもでてくるそうなので、
単行本になるの楽しみにしてます!


とまあ、
色々な見方で楽しめる『君に届け』。

 

君に届け』をもう全部読んだよって方は
次はぜひサブキャラに注目して
読み返してみてください。

 

まだ読んだことないよって方は
まずは爽子と風早がどうなっていくのか
見届けてください。


そしてサブキャラたちに注目しながら
読み返してみてください。

 

とっても青春くさいけど、
踏み出す勇気を教えてくれるマンガ
君に届け』。

 

この思いがブログ読んだ方に届きますように!