本ときどき旅

元書店員によるうたプリ・アイナナ・あんスタを語りつつ、本の紹介や旅行記もあります

うたプリ カルナイドラマCD『 Fiction』を アラサー女子が考察してみた!

 

 

みなさん、こんにちは。

 

10/17にうたの☆プリンスさまっ♪
デュエットドラマCD
『 Fiction』『Non- Fiction』

発売されました!!!

 

みなさん、手に入れましたか!?


もちろん私も購入済みです。

 

これは11/3.11/4に行われる
QUARTET NIGHT LIVE FUTUREで
歌われるのではないか!?
予習するべく予約しており、
早速聞きました〜!

 

↓視聴はこちら


うたの☆プリンスさまっ♪デュエットドラマCD「Fiction」 嶺二&藍・「Non-Fiction」蘭丸&カミュ

 

ドラマCDを聞いてみて、
これは非常によく練られたストーリーだと
感じ、考察のしがいがあるなと思いました。

 

なので、今回は嶺二と藍がメインの
『 Fiction』の考察をしていきたいと思います。

 

『Non-Fiction』の考察はこちら

 

yakizakanateisyokun.hatenablog.com

 

 

ここから先は盛大なネタバレを含みます。
また全ては個人の解釈なので、
公式は一切関係ありません。

 

 

 

☑️大前提

 

考察を始めるまえに大前提として、
うたプリのカルナイメンバーを
軽く説明しておきます。

 

寿 嶺二


アイドル歴が1番長い。
早乙女学園のOBであり、学生時代からの親友
如月愛音(藍ちゃんそっくり)が失踪したのは
自分のせいだと後悔している。

 

黒崎 蘭丸


ロック!!!
子どもの頃は聖川、神宮寺に並ぶ

三大財閥黒崎だったが、

父親が事業に失敗し没落。
人に騙され、裏切られた経験から

孤独に生きてきた。

 

美風 藍


実は本物のロボット。
如月愛音の叔父である博士が作ったので、
愛音にそっくり。
ロボットであることは秘密にしてる。

 

カミュ


シルクパレス出身の伯爵だが、実はスパイ。
女王に命じられて

シャイニング事務所に入った。

 

うたプリはゲームとアニメで

少し設定が違う部分があります。

 

今回の『 Fiction』『Non- Fiction』は
ゲーム筋のうたプリなので、
設定はゲームに寄っていると考えての
大前提となっています。

 

☑️『 Fiction』ストーリー

 

今回はカルナイのメンバーが
本人役でドラマに出演するというお話。

 

そしてドラマCDの内容が
彼らが出演しているドラマ部分なのか、
それともドラマではない、彼らの
プライベートな部分なのか、
というのが本題です。

 

ドラマCDには全部で6トラック
入っています。

 

トラックのうち2つは
『 Fiction』とそのカラオケver.なので
ドラマCDのストーリーには含まず、
ストーリーは全部で4トラック。


時間にして30分ぐらいです。

 

まずは大まかにストーリーを見ていきます。

 

①Is the story Fiction?

 

最初は本人役で出演している
ドラマの宣伝シーンから始まります。

 

まず、ここが Fiction=ドラマの内容なのか
Non- Fiction=プライベートなのかで、
意見が分かれるとは思いますが、
私はこのシーンからもうドラマは
始まっていると考えます。

 

なぜなら3:38〜の嶺二のセリフで、
「本当に全部………」があるからです。

 

つまり、このドラマCDの内容は
全部カルナイが本人役で出演している
ドラマだということです。

 

ただこのドラマの中に実は本当の話が
混ざっているから聞く人は
混乱してくるんですよね〜。

 

②Discord

 

藍と嶺二の楽屋シーン。

 

このドラマの中では2人はとても仲が良く、
何でも話せる親友という設定。

 

しかしこのシーンではすでに2人の仲は
ギクシャクしていて、
いまだかつてないレベルで嶺二が冷たい。

 

嶺二とギクシャクする藍は耐えきれずに
楽屋の外へ出て行き、そこで
クレープを抱えた蘭丸に会います。

 

ギクシャクしてるなら話し合えよと
蘭丸からアドバイスをもらう藍。

 

③Secret

 

藍が出て行った後に残された
嶺二の楽屋でのシーン。

 

そこにカミュがやって来て、
荒れてるなんて珍しいという話をします。

 

嶺二は楽屋を出て藍に会い、
藍の秘密を知ってしまったと伝えます。

 

4:00前後は藍の秘密を知ることになった
嶺二の回想シーンになります。

 

ここでいう藍の秘密とは
藍が実はロボットだということ。

 

嶺二は藍の存在自体が間違ってる、
ロボットなんだから辛くはないだろと
これまた人違いかと思うぐらい
冷たい言葉を浴びせる嶺二。

 

さすがの藍ちゃんも泣いて立ち去ります。

 

そんな嶺二の所には蘭丸がやって来ます。

 

嶺二は傷つくのが怖い、
失うのがイヤで、
本当は臆病なんだと語ります。

 

この言葉に対して、蘭丸は
本当に壊れたものは二度と元には戻らない
藍を信じろと嶺二に言います。

 

④Pain&Delight

 

嶺二と別れた後の藍はカミュに会います。

 

まるで世界が終わったような顔だと
言うカミュに対して、
藍は僕の心臓はきっと止まってしまったと
返します。

 

そんな藍にカミュ
人は生きる意味を知るために生きている、
自分が求めるものを信じろ、
言葉の裏に真実があると話します。

 

お互いに本当の気持ちに気付いた
藍と嶺二は駆け出し、
お互いの元へ行きます。

 

藍が、ロボットだということを隠してたのは

嶺二を傷つけたくなかったから。

 

人間とロボット。


歩む時間の流れが違う2人には
悲しい結末しか見えないが、
噓みたいな現実を幸せに溢れたものへと
変えていこう、2人ならできる、
と話し仲直り。

 

これでドラマCDのストーリーは終わりです。

 

☑️『 Fiction』考察

 

ドラマCDを楽しむために
藍と嶺二、2人の視点をまとめました。

 

・嶺二の視点


現実  藍=人間


虚構  藍=ロボット

 

この嶺二の視点は

ドラマCDの中のドラマの設定と

プライベートの嶺二の認識、

どちらも同じです。

 

・藍の視点(私たちの視点)


現実  藍=ロボット


虚構  藍=人間

 

この藍の視点は

視聴者である私たちと同じ視点で、
私たちは藍がロボットであることを知っていて
もちろん藍自身も知っています。

 

ドラマの内容としては
藍が実はロボットで、

それが原因となって
嶺二と藍2人の仲が

崩れていくのを描いています。

 

でもこれって嶺二にとっては
虚構(=ドラマでの物語)に過ぎないけど、
藍にとっては

現実に起こりうる話なんですよ!!

 

この状況!

ヤバくないですか!笑

 

しかも聞き手の私たちには
実はこのドラマの物語が現実のお話で、
嶺二が藍は実はロボットだと知り、
ギクシャクしながらも

本当の親友となっていく
というお話としても楽しめる、
大変おいしいお話となっているんですよ!!

 

すごくないですか!『 Fiction』!

 

ちなみにドラマCDには
カルナイメンバーのインタビューが載ってて
ここでも妄想がたぎるお話がありました。

 

藍はインタビューで、
現実が恵まれていることを

実感できて良かった」と語っています。

 

これってつまり、
藍自身がもしロボットだとバレても
物語のように嶺二との仲は修復できる
可能性はあるし、
このままバレなくても今まで通りに
隠していれば大丈夫。

 

と、ちょっと小悪魔的な考えを
してるようにも取れます…!

 

また嶺二はインタビューで
虚構も気づかなければ真実になる、
知らなくていいこともある」と語ってます。

 

要するに
藍がロボットということを
ドラマの中では知ってしまったから、
大変なことになり、迷うことになった。

 

知らなければ藍=人間だと思えてたのに。

 

そして嶺二にとっては
藍=ロボットという真実は
知らなくてもいいことで、
今まで通りの関係を望んでいることが
わかります。

 

また『 Fiction』の歌自体にも
2人の想いが詰まっています。

 

ドラマCDだけでなく
歌もぜひ聞いてほしいです。

 

何だか今までの藍の歌い方とは
少し違って力強く優しい歌声です。

 

嶺二もすごく情感たっぷりに

歌い上げています。

 

噓みたいな現実を幸せなものに変えていこう、

そう決意した2人にぴったりな
希望の中に切なさも入り混じった歌、
ライブで聞けるのが楽しみです!

 

 

 

カルナイメンバーの新たな一面が見られる
今回のドラマCD
『 Fiction』『Non- Fiction』。

 

このドラマCDの内容を
ただのドラマ=虚構と捉えるか、
それとも本当に彼らが経験した現実=真実
捉えるか。

 

どちらの捉え方をしても楽しめるのが
このドラマCDの最大の魅力でしょう。

 

買おうかどうか迷っている方は
ぜひ買ってください!

 

あなたの知らないQUARTET NIGHT
そこにはいます。